無事公演を終えました。ありがとうございました!!→H君の冒頭意見陳述とその周辺、あるいは無敵の話

-Marginal Man“周縁の人”- 参加公演

演劇の枠に収まらない作品を上演する、サブテレニアンの新企画、Marginal Man“周縁の人”の 参加公演になります。ネットスラングで言う所の「無敵の人」をコンセプトに、実際のある事件の公判に読み上げられる「冒頭意見陳述」から、現代日本社会の病理を浮き彫りにする試みです。 →「風景１」　メインの出演者は片倉裕介。

また、谷崎潤一郎の「お国と五平」という名作戯曲があるのですが、その中に出てきたもう一人の「無敵の人」を対比させることにより、新たなる問題提起にしようと考えています。実際に存在したら怖い～、変な言い方ですが清々しいくらいに怖い人物が出てきます。とにかく名作！ →「風景２」　出演者は大畑麻衣子、政井卓実、関大輔(EgofiLter)。

その風景２の中では、長堀執筆部分、コードネームは「ムーミン谷」というのが一緒に上演されます。現実―虚構を比較社会学する本作において、現実か、虚構か、中間に位置するような短編を執筆いたしました。　→出演者は南葉桃江、植村せい。

・・・面白さと言う点で、ちょっと自信のある作品が出来上がりそうです。どうぞよろしくお願いいたします。


※「風景１」と「風景２」の２つの作品で構成されます。１枚のチケットで、両方をご覧いただけます。

...JUL┃29(火).┃30(水).
17:30┃.-----┃風景2
19:00┃風景1 ┃風景1
20:30┃風景2 ┃風景2

※開場は開演時間の15分前を予定。上演時間によっては若干前後する可能性があります。

楽園王は１９９１年に旗上げし、今年で２３年目に突入いたしました。長く続いたカンパニーとしての安定した秀作を上演する傍ら、まだまだアバンギャルドに挑戦的な作品も上演していくつもりです。今回がそうかも。８月末の島根県出雲公演、１０月の愛知県名古屋公演、１２月の東京芸術劇場シアターウエストでの公演へと続く新たなる投石として今回、面白い波紋を起こしたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。